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2007年2月15日 (木)

教員の力

 学習に関して教員の及ぼす力は、微々たるものである。賢くなる生徒は放っておいても賢くなる。教員の力でよくなる生徒は二十人に一人ぐらいで、よくできた年でも十五人に一人ぐらいではないか。十人に一人を自分の力で賢くできる教員はかなりの「名将」である。

 誤解のないように書いておくが、これは一クラス四十人の教室で私が教えて、二人しか賢くならないという意味ではない。一年たてば、若者は程度の差はあっても、なんらかの伸びをみせる。そこに教員が及ぼせる影響はどのくらいかという議論である。自分が教えなければ、こいつはここまで伸びなかっただろうな、と思える生徒の数の話である。

 しかし、甲という教員の力でのばせる生徒がAとBだとして、乙という教員が教えた場合に、AとBが伸びるとは限らないのが悩ましい。私のおかげで伸びた生徒もいれば、私に当ったために伸びなかった生徒もいる。

 だいたい30人ほどが選手登録をしているJのサッカーチーム、あるいは一軍登録が二十二人の野球チームを例に、監督の力でどれだけの好選手が生まれるか、監督が変わって芽を出した選手がいないかなどを考えれば、極端な話でないことは了解できるだろう。

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