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2007年1月20日 (土)

偉い人の立場

 快楽亭ブラック『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全 2』(洋泉社、2006.12)のなかに、水道局が主催するアイランドホールで、水道にシャブを流す咄をしたら、たまたま聴いていた水道局の幹部が激怒して、快楽亭ブラックは出入り差し止めになったと書いてある。
 こういったシャレのわからない態度について、かつては、嫌だね、これだから役人は、などとも思っていたものだが、そうしないのが筋なのではないかと思うようになった。
 たとえば、私が盆栽作りが趣味の老人だったとする。そこに野球をしていた子どものボールが飛んできて、盆栽を壊す。
 そのときに、「まあ、今の子は元気がないのに感心感心、次は注意して遊びなよ」とナデナデしてやるより、ステッキをふりあげて、「コラァ、誰だ」と叫んで表に出る方がいいのではないかと思うのである。
 役人はあくまで役人として、官僚的な態度で、民を圧迫すべきである。ここでまあまあ咄が面白いからいいでしょう。そんなのシャレだって、私もわかっていますよ。などと物わかりのいいことを言っていると、芸人の経歴に「箔」がつかない。出入り禁止という、「箔」をつけてやることが、偉い人の立場ではないかと思ったりした。

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