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2007年1月23日 (火)

コレクション

 どんなものでも、集めていれば価値がある。芝居の知り合いで、情報誌のぴあをもう何年も集めているものがいた。芝居にかかわっていたこともあって、私もぴあは毎週買っていたが、場所ふさぎなのですぐに捨てていた。いまとなっては、十年以上前の小劇場の状況など、ぴあを逐一追っていかねばわからないことが多い。
 図書館から借り出して読むにはかなりの手間がいるだろうし、古本屋がまとめてとりひきすることも少ないだろうから、貴重なコレクションといえる。

 私の友人にAVのコレクターがいた。AVなんて普通借りてくるものだと思うが、彼が言うには返しにいくという行為がいやだったらしい。
 学生のころから、つい何年か前に結婚するまで十年間買い続けたので相当の数である。彼は手書きの所蔵ビデオリストを作っていて、酔うと鞄からとりだして、見せてくれるのだが、年々長くなるので驚いた。
 結局、二百五十本以上になっていたはずだが、どうやって保管していたのだろう。

 先に述べたとおり、彼は結婚したのだが、そのとき愛蔵の品々がどうなるのか、聞くに聞けず、結婚式の二次会、友人どうしでその処置を忖度した。噂によれば、捨てたそうである。
 どんなものでも数は力である。普通捨てられそうなものが、集まっていると、ことさら価値がある。じゃあ、私が引き取りますとかなんとか当然言えないものだが、しかるべき筋?にわたって、後世での有益な活用を待つことはできなかったかと残念である。

 彼にビデオを貸してもらおうと思ったことが一度もない。彼から借りれば安上がりだったはずだが、下手に貸してなどと声をかけさせないのが真のコレクターなのかもしれない。

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