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2006年10月13日 (金)

一流は趣味と実益を その二

**前日の続きです**

 さいきん、五味太郎『絵本を作る』(ブロンズ新社、2005.01)を読んだ。五味太郎を知らない人も多いかもしれないが、絵本作家としてきわめて有名であり、実際に面白い絵本をたくさん作っている。1945年生まれで、巻末の著者紹介によれば、著作は350冊を超えるという。うちもは、五味太郎の本が数冊ある。図書館で借りて読んだ五味太郎本の数は五十冊以上になる。
 五味太郎は、一流の絵本作家なのである。

 『絵本を作る』は次の文章から始まっている。

絵本を作るのってかんたんさ。
なにしろ絵本なんだから、当然絵は描けるし文字も使えるし、なにしろ絵本は本なんだから、紙もけっこう使っていいしね。楽しいよ。
 楽しくやっているとだいたいうまくゆく。いい絵本が出来上がるよ。うん、楽しくやっているとだいたいうまくゆく、ってのが基本だな。楽しくやるってことは楽にやるということさ。生まれつき得意なことをやるのが楽なので、それが楽しいということね。「楽」と「楽しい」をいっしょの字で表した最初のやつは偉いね。わかってるね。(8頁)

 好きなことが仕事になってしまうことへの苦しみはどこにもない。本全体を読んでも、絵本を作ることを職業にしていることの後ろめたさはどこにもない。
 もちろん、仕事に手を抜いているわけではない。

 ぼくはそう頑張って絵本作らないし(作るプロセスではいろいろ相当頑張るけど)、人生そのものもそう頑張らないよ。(172頁)

括弧内に注目して欲しい。手抜きはしないのである。

 好きだからとことんやるという姿勢。これを私も真似したい。そのほうが、うまくいくと考えている。

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