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2006年10月23日 (月)

野球のエース その二

**前日の続き**

 江本孟紀だが、「ベンチがアホ事件」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%9C%AC%E5%AD%9F%E7%B4%80)という首脳陣批判をして、引退においこまれた。
 その後、『プロ野球を10倍楽しく見る方法』の大ヒットで、江本は息をふきかえした。
 『プロ野球を10倍楽しく見る方法』は投手賛歌の本である。
 野球は投手が投げなければはじまらないとする。また、ヒーローインタビューはどうして、みないい子になってしまうのか。「バックが守ってくれたから」「打線が援護してくれたから」といった内容(手元にないので記憶にではそう)をしゃべるのかと疑問を呈している。

 江本、江夏、両者に感じるのは、投手というのは野球選手のなかでも、プライドが高くて、他とは違うのだということである。

 今回、金村曉の事件だが、防御率四点台後半の選手が、ピンチを招けば、交代しない監督の方がおかしい。
 ましてや優勝がかかって厳しい戦いをしているさなかである。個人成績うんぬんを言っている場合ではない。この事件を知って、多くの人が憤慨したし、私も鈍器で殴られたような具合の悪さを感じた。

 少数意見ながら、野球の投手とは特別なんだ。江夏のような気概がないとやっていけないんだ、という擁護意見があった。

 その擁護意見がいうように、野球の投手は、エゴイストでないと成功しないのだろう。それは事実であろう。

 それが事実ゆえに、野球という競技は投手が特別な地位をしめているにもかかわらず、そうではないように見せかけなければならず、それを破ることは大きな禁忌であることがわかった。
 江川が作新学院時代に他の選手から疎まれていたというのも、江川が特別特殊な選手だと他の選手が感じていたからである。

 その禁忌をやぶることがどれだけの罪なのか。私は、団体競技を真剣にやりこんだことがないので、正確なことがわからない。ただ、その深淵をのぞきこんで、恐れるだけである。

 だいたいこの禁忌に触れた選手は、その球団に残ることが出来ない。金村曉は日本シリーズに登板できるとの話しもある。来年も金村曉がファイターズでプレーできるとすれば、それは外国人であるヒルマン監督のおかげだろう。
 土曜日より日本シリーズがはじまった。はたして金村曉の登板はあるのか、成り行きを見守っている。
 

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