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2006年5月20日 (土)

敬語を身につけるには

 学部の頃に、国語学を習ったY先生からは、ほんとに基礎的なことから教わった。たいてい、私たち学生がなにかへまをやらかして、それを諭すかたちで教わるものだった。語調はおだやかだが、おっしゃる内容は厳しいもので、言われたことは今でもよく覚えている。
 その中で、とくに印象に残ったのは、敬語は尊敬する心が自然と生み出したものなので、尊敬する心がなければ、身につかない、逆に尊敬する心があれば自然としゃべれるようになる、ということだった。
 実際に、Y先生は、一見礼儀ただしくても、うわべばかりの敬意にはその真意を即座に見抜き、つたない表現でなされた敬意であっても、それがまごころからのものなら、こころよくうけとめてくれた。
 どれが尊敬語でどれが謙譲語で、どれをどの場面でつかうか、を丸暗記すれば、田夫野人でも即座に紳士、とはいかないものである。
 敬語の使用規則について、たとえ誤用であっても、敬意が感じられれば、目くじらを立てる必要はないと思っている。
 

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