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2006年4月25日 (火)

形勢判断

 将棋では形勢判断が重要である。いま勝っているのか負けているのか。この局面をどうすすめれば、有利な形勢になるのか。
 プロ同士、展開を頭の中で想像するのは、だれでもできるのだろうが、その局面が有利であるのか、その判断が強い棋士と弱い棋士をわける。
 コンピューターの将棋ソフトは形勢判断がデジタルで、終局後にどの時点で形勢が悪くなったのか教えてくれるので勉強になる。とはいえ、コンピューターの形勢判断も絶対ではなく、トッププロの棋譜を入力しても正しく判断できない場合が多い。良い状態のようで実は負けていたり、負けているようで優勢だったりする。
 人生のいろいろな局面で形勢判断が必要とされる。たいていは対人関係である。その代表は恋愛だろう。相手が好いてくれているのかいないのか。むこうが好かれたいのかそうではないのか。この形勢判断にハラハラしながら青春を送ったことのない人は、つまらない人生を送っている。
 中原誠永世十段は、形勢判断が他人といちじるしく異なり、負けていると観戦者がみな思っていても、まだやれると考えている場合が多かったそうである。
 過度に悲観するより、悠然とまだやれると思う方が、形勢判断にはいいのかもしれない。

補記:名人戦移籍問題で現在揉めているところであり、私は毎日新聞に掲載して欲しいと思っているので、連盟副会長中原誠の名前を出しにくいところです。今回は、恋愛の形勢判断にまつわる内容なのですが、そうなると、さらに突入の中原の名前は出しにくい。でも、将棋のたとえとしては、悪くないと考えて、名前を出しました。

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