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2006年3月26日 (日)

映画評:『機動戦士ZガンダムⅢ ー星の鼓動は愛ー』

            **ネタバレあります**

 先日『機動戦士ZガンダムⅢ ー星の鼓動は愛ー』を観てきました。本来ならかなり先まで観られないはずでしたが、ちょっとした事件があって、時間が生じたので、その隙に行ってきました。平日の昼で、十五人ほどの入りでした。女性客は、カップルで来た一人だけでした。
 新訳の最後ですが、ハッピーエンドになっていました。私としてはこれでよかったのだと思います。というか、子ども向け番組で、主要登場人物のほとんどが死に、主人公が最後に廃人になってしまうテレビ版の方が、どうかしています。テレビ版もこう終わるべきだったのです。
 廃墟の劇場での台詞が変更されたと思ったのですが、あとでインターネットで確認したところ、その通りでした。「あなたたちは地球の重さも大きさもわかっていないんだ」だったと思うのですが、カミーユにいい台詞を言わせたと思います。「人類は地球を捨ててニュータイプになって進歩して万々歳」的な発想はSFとしてはおもしろいかも知れませんが、「中世紀」の「地球人」である私にとってはずーっとさきのお話なのでかえってむなしいです。
 知り合いのディープなZファンが、ハリウッド的なハッピーエンドは嫌だと言っていたのですが(そいつはまだ観ていない)、Zファンにはどううけとめられたのか興味があります。
 とりあえず、鬱になる結末が好きな人のための映画を、明日紹介します。
 声優ですが、サラが池脇千鶴さんでなくなっていました。セイラさんの声が井上瑤さんのライブラリー出演であるように、ZⅡでの声優問題への答えは、アニメファンの懐古趣味に応えるということでした。ラスト近くのカイとセイラさんのツーショットを設けたのも、ファーストのファンへの配慮でしょう。
 営業的にはよかったと思います。
 内容について、予想されてはいたのですが、地球に帰る回数が減って、キリマンジェロの嵐やダカールの日がなくなりました。それに従って、ロザミアやフォウのエピソードが割愛されました。強化人間が出てくると、話がグンと暗くなってしまうので、それがなくなったことも、ZⅢの雰囲気を明るくしています。第三十三話から第五十話までが約一時間四十分になったのですが、全体的に、よく編集されていて、作った側にとっては快心の作だったのではないでしょうか。
 これで、全編描き直しだったら、文句なしだったのですが。

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