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2006年2月10日 (金)

俳諧と狂歌

 俳諧も狂歌も和歌に比べれば、くだけたもので、極言すれば一種の言語遊技だが、どちらも等しくたしなんだという人は、江戸時代では意外と少ない。どちらも詠める人はもちろん大勢いるが、同じ程度にとりくみ、両方の分野で名を残した人はいないのではないか。
 これは俳諧と狂歌が趣味とするにも異質であることを示している。ジャズとロックの両方で名をなした人がほとんどいないのに似ている。俳諧がジャズで、ロックが狂歌である。遊びだけど、高尚で、とりすました感じが俳諧にもジャズにもある。ノっている具合、悪ふざけの度合い、社会現象的な流行といったところがロックと狂歌は似ている。もちろん、ジャズやロックの持っている歴史的な背景と俳諧と狂歌の背景とぴったり合うわけではない。たとえば、狂歌は一般的に思われているような諷刺の歌ではない。諷刺の歌は落首で別物である。よって、上記の見立はこじつけに過ぎない。
 しかし、どうして両方やらないのでしょうかと言われると、趣味とするにはジャズとロックのように別物だからといまのところ答えざるを得ない。

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