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2006年2月27日 (月)

差別語 その六

 森達也『放送禁止歌』は2003年に読んだ本。五年ほど前埼玉に引っ越してより、私の記事「西方三百里より」(2005.07.26掲載)のようなことがあり、差別問題に関心が高まった時期があった。図書館(埼玉で一度ひっこしたので今利用しているのとは違う)にあった差別に関する本を読み、差別問題の概要と何が差別用語・表現なのかまでは覚えた。

 埼玉移住以後そういった関心の高まりもあったし、初出本『放送禁止歌』の書評をどこかで読んでいて興味があったこともあって、三年前に知恵の森文庫で見かけたときはすぐさま買った。

 岡林信康『手紙』や赤い鳥『竹田の子守歌』といった「放送禁止歌」がなぜそんざいするのかを追及しているが、私のように本で解決するのではなく、いちいち関係者をあたって調べていった労作で、凄味がある。差別用語問題だけを扱った本ではないが、値段もそう高くないし、こういったことに関心のある人はかなりお薦めする。結局、責任不在のまま、放送禁止歌が増えていく状況がわかり愕然とするはずである。

 この本に「放送禁止歌」として挙げられた曲のうち「ヨイトマケの唄」(三輪明宏。もちろん今は美輪)は、この本を読んでから(私の記憶が正しければ)、テレビ東京の「誰でもピカソ」で、美輪明宏が歌うのを聴いたことがある。よい歌だと思った。テレビ東京の英断に拍手したい。

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