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2006年2月13日 (月)

芝居なぜやめたか

 なんで芝居をやめたかというと、むいていないと悟ったからである。
 私は演出部(舞台のきりもり)の仕事に関して、まず本番に弱かった。きっかけや段取りをうまくつけて、舞台をまわしていくのが下手だった。これは致命的である。また、ひとつの失敗をくよくよしがちだった。よい舞台監督は失敗から気持ちを切り替えるのが上手である。
 また、多人数によって作るので、その出来も他人に左右されがちな芝居という芸術の形式につくづくいや気がさしていた。
 アニメも似たところがあるようで、『ザブングル大全』『ダンバイン大全』『エルガイム大全』(すべて双葉社)あるいは宮崎駿が書いた本、大塚康生『増補改訂版 作画汗まみれ』(徳間書店)などをみると、アニメは集団でつくるものであり、各人の思惑がうまくかみあうとは限らないことがよくわかる。
 じゃあ、研究は一人でやりやすいかというと、そうでもない。先生もいれば、先輩・後輩、研究会の仲間といろいろな人に影響を受け、ときには助けてもらって、その程度は芝居の頃よりも甚だしいこともある。
 とはいえ、最終的に自分が考え、自分がパソコンに向かい一字一字ことばをつむいでいかなければならないのは確かで、仕事の良し悪しはすべて自分にかかっているという状態におかれていることは満足している。

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