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2006年1月 4日 (水)

先生気質

 昨年十一月にハウステンボスで写真を撮って下さいと、団体さんの代表とおぼしき若い女性に声をかけられ、カメラを手渡されたはいいが、団体そのものはまだバラバラで、背景としたいらしい風車の前には集まっていない。
 若い女性は、てんでバラバラに写真を撮ったりビデオを回しているおっさんたちに声をかけるが、おっさんたちはいっこうに気にかけるでもない。私とて四人連れで移動の最中だったので、それらがまとめて足止めを食っている。
 カメラを返して、ほかにあたんなよと言ってやろうかと思った矢先、若い女性が「先生先生、早く早く」と言っているのが聞えて合点がいった。
 経験上、先生と呼ばれる人種は、よく見ているし、私もなったことがある。この先生なる人々ほど気が利かないものはない。なにせ、おのれが偉くて他に注意するもののない職場にいる。管理職は少なく、仕事も一般企業に比べると厳しい評価を受けることがない。他人への気配りができないことでは群を抜いている。
 待たせた私には、元気印の若い女先生だけが侘びを言ったが、私を待たせる原因となったおっさんたちは私の存在などハナからないような振る舞いである。デジカメでない頃なら太宰治の『富嶽百景』ではないが、あさっての方向を撮ってやるのだが。
 とっても明るい若い女先生に、人のことを意に介しないおっさん先生に、ああよくあるね、学校の先生ってと心の中でつぶやきつつ、先生という人々の集団には戻りたくないと思った次第。

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