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2005年11月22日 (火)

戦力の逐次投入

 戦力の逐次投入は、おろかな戦略の代表例である。しかし、実際には戦争に限らず、戦力の逐次投入を強いられることがある。
 私の友人で司法試験を受けている者がいる。同い年なので、三十二歳になる。ここ四年ほど連絡を取っていないが、今年も連絡がないので、また駄目だったのだろう。
 法学部の学生の頃から勉強しているのだが、卒業後は塾で働きながらの勉強である。以前話をしたところ、これがなかなか大変のようで、塾の時間の残りで勉強するというありさまらしい。お金がないので、司法試験の学校にも通っていない。
 思うに、これが戦力の逐次投入である。勉強できる時間を戦力だとすれば、それを小出しにしか使えないと、大した成果も上がらない。じゃあどうすればよいかというと、思いっきり親のすねをかじって(最悪サラ金で)、お金を借り、司法試験の学校に通いつつ、勉強に専念すればよいのである。
 弁護士になれば、年収は一千万円を超すだろう。勉強時代に、一年に二百万円ずつ借金して、五年間勉強し、借金が一千万になったとしても、弁護士になった後の五年以内で利息分を含めて返済可能なはずである。
 大学の入学と同時に勉強を開始した方が、頭の働きも良いし、年を取ってから勉強を始めるよりも、さっさと抜けられる確率が高いようだ。
 こう人のことはいうものの、私の研究人生にも同じことが当てはまる。昔のことは後の祭りであるし、戦力の逐次投入の状態は今も続いている。

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