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2005年9月 1日 (木)

見なければどうでしょう

  『女王の教室』というテレビ番組が話題になっているらしい。午後八時以降はよほど見たい番組がない限りテレビを見ないのが、ここ三年程の習慣になっているので、番組の存在に気がついたのも最近である。実際見たのも、何回目かわからないが、おしまいから数分程度であった。
 度を過ぎた管理教育をする小学校教諭の話だそうで、番組批判のメールが大量に局に届き、あまりに過激なので放送を打ち切るようにという投書がスポンサーにまで届いたらしい。
 わずかの時間ながら番組を見た感想は、演出が凝っていて、小学生の子たちの演技が上手ということであった。ドラマとして、根本的な作りがもっと雑だったら批判も起きなかったかも知れない。
 話題になっていることを知って、番組紹介のホームページに行き、あらすじを確認した。文章ではなく、場面場面の映像と台詞をフラッシュで紹介するようになっていたので、見終わるのに随分時間がかかった。時間がかかるかわりに、番組の雰囲気はよく伝わる。あらすじを見た感想は、天海祐希もよくそんな役引き受けたなということである。天海祐希演じる「阿久津真矢」の性格だが、いまふうの言葉で言えば「ありえない!」のである。やっぱりお芝居はお芝居であって、見る人の目を引くために極端に出来ているし、それが世の常である。
 しょせんはお芝居なのだから、気にくわなければ、チャンネルを変えるか、テレビを消すかしてしまえばいいのではないか。私は、ある新書の内容に腹を立てて原稿用紙十枚程の批評文を書いたことがある(結局ブログには載せないことにしました)。その本が間違った論理を使って脅迫的な内容を読者に突きつけており、啓蒙的な書物であるべき新書でそのようなことが書いてあることに腹を立てたからである。テレビで放送されるものなどろくなものがないと見切りを付けているので(特に民放はひどいなぁ)、テレビで腹の立つことがあれば見ないだけの話なのだが、投書(メール)して文句を言う人は、テレビ放送の善良性をまだ信じている人なのだろう。
 『女王の教室』のエンドロールは、撮影が終って天海祐希がスタッフに挨拶して退場する中で流れる(私が見た回からその後変わっていなければ)。映画のエンドロールで、メイキングが使われるのは珍しくないので、テレビでもやっただけかもしれないが、それよりあらかじめ番組批判に備えて、『女王の教室』が作り物であることを伝える役割を果たしている気がする。文句があったら、エンドロール見て下さいよ、これは作り物なんですよと。『女王の教室』の視聴率は15~20%のあたりとそう悪くないそうで、『女王の教室』をめぐる騒動に番組制作者はしてやったりと思っているのではないか。

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