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2005年9月17日 (土)

徹夜の記録

 二十二歳のとき、やむを得ずある芝居で制作の仕事をしたことがあるが、制作の仕事は初めてで不慣れなこともあって、開演三日前から徹夜をしなければならなかった。一晩はざら、二晩は何度かあるが、三晩というのは一度だけで私の徹夜の記録である。
 三日徹夜すると時間の感覚がおかしくなって、まわりのものが非常にゆっくり動いているように感じる。ただし、私自身の反応も鈍くなって、私の動きもとても緩慢になっていた。
 三十代になって、昔よりもやや少ない睡眠時間で平気になったと感じる。とはいえ、三日の徹夜はもちろんのこと、二日の徹夜ももう絶対にやりたくない。芝居をしていたころはよく徹夜をすることがあって、それが将来の自分を作る礎になるのだとそのころは考えていたが、結局頭脳と肉体を疲弊させるだけに終ったようである。
 中山伊知郎という人に『徹夜の記録』(昭和34)という随筆があるそうだ。著者名「中山伊知郎」でNACSIS WEBCAT検索にかけると、なんと該当件数が百件もあり、ほとんど経済学の著作なので、中山伊知郎は経済学者なのだろう。それらの著作が、徹夜につぐ徹夜によって生み出されたということなのか。興味がある。

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