« 東京新聞だから? | トップページ | 文章を書く楽しみ »

2005年9月15日 (木)

理想のインテリ

 理想のインテリとは諸葛孔明だろう。弁舌をもって、呉の文臣たちを論破する。戦場では鬼謀をもって敵を撃破する。何より、漢の復興という大義を持つ劉備のために働いている。三顧の礼を持って迎えられたというのも恰好がよい。インテリとは知性を持って正義のために戦う孔明のような働きをしてみたいと思っている者である。吾こそ今孔明と自負するインテリのために、関帝廟ならぬ孔明廟でも作ってみてはいかがか(と、ネットで検索するとやっぱりあるもんですね)。
 とはいえ、竹中平蔵を見ていると、今孔明とは楽ではなさそうだ。また、歴史を少し知っている人なら『三国志演義』とはしょせんお話で、劉備が正義で曹操が悪人と単純に言えないことはすぐわかることである。
 子どもの頃、なぜ三国志の登場人物達は劉備のために戦わず曹操に味方しているのか疑問だった。劉璋の配下のうち張任・董和らが、張松・法正らのように暗愚な(ことになっている)劉璋にかえて劉備を迎えないことも不思議だった。ところが、大人になって、カリスマ性はないがいい人(だし、私には恩義のある人)を首領とする、小さいグループに属して、それのために奔走する機会が生じ、単に優秀な方へとか大きい方へと動いていくわけにはいかない理屈があることがしみじみとわかった。もちろんそれを破ることは可能だが、そういうことのできない張任・董和らの器量が私の器量のようである。
  

|

« 東京新聞だから? | トップページ | 文章を書く楽しみ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/103175/5949745

この記事へのトラックバック一覧です: 理想のインテリ:

« 東京新聞だから? | トップページ | 文章を書く楽しみ »