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2005年6月 7日 (火)

原田知世の結婚

 好きな女性のタイプや女優を聞かれることが稀にあるが、特にありませんと答えるのも気まずいことが多いので、原田知世(のような人)と答えることにしている。
 原田知世の出る映画はすべて観たとか、出るドラマはかならず観るといったファンではなく、同じ郷里の長崎の出身でもあり、『時をかける少女』などを観てなんとなく好ましいと思っている程度である。それでも、好みのタイプの筆頭であるのは確かである。
 昨年、たまたま機会があって原田知世の代表作『時をかける少女』を、十年ぶりぐらいに観た。驚いたことは、私も年をとったせいか、印象がかなり変わって、映画の中の原田知世に対し、長崎によくいるタイプのきれいな女の子だと思ったことである。もともと私の方が五つ年少であって、しかも『時をかける少女』を最初に観たときは私が小学生か中学生ぐらいだったはずなので、ずっと年上の印象があった。もうひとつ驚いたことは、演技があまり上手でないということである。むしろ大根に近いかもしれない。それを初々しさに結びつけて映画を成功させているのは、大林監督の力量だろう。
 同時期に薬師丸ひろ子の『探偵物語』『里見八犬伝』『Wの悲劇』を観る機会があった。薬師丸ひろ子は、原田知世より上の扱いを受けていた角川映画の看板女優である。だが、私は顔の造作も雰囲気も嫌いだった。ところが、『探偵物語』や『Wの悲劇』の薬師丸ひろ子はすばらしかった。私が東京に出てきて、都会の女の子はきれいだなと思ったころの、きれいな女の子だった。演技はやや過剰だが、懸命さが伝わってくる感じだった。原田知世より薬師丸ひろ子の方が映画の出演回数に恵まれていたのも、故あってと思う。
 原田知世は2005年5月に入籍したそうである。妖精めいた印象もあって、結婚などしないのではないかと思っていたが、ちゃんと現実の色恋をしていたようである。一方、薬師丸ひろ子だが、最近『タイガー&ドラゴン』に出演していたのだが、すっかりおばさん扱いされていてため息が出た。角川映画の主役を張っていた頃に比べると、年を取ったのはいなめないが、味が出てきて非常に好きである。
 しかし、私がかつて薬師丸ひろ子ファンであったなら、今では好みのタイプは薬師丸ひろ子だということはないだろう。原田知世だからそう言い続けられるのではないかと思っている。

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