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2005年6月 3日 (金)

いまどきのカセットウォークマン

 ある人から落語のテープをいただいた。ところが、うちにあるCDラジカセはかなり昔からカセットが壊れており、やむを得ず、防災を兼ねてラジオのついたソニーのウォークマンを買ってきた。
 思い起こせば、高校時代にお年玉を遣って、再生専用のウォークマンを買ったことがある。通学中に英語の勉強をするのが目的だったが、レンタルCDからうつした曲や、通常のラジカセでラジオ放送から録音しておいた(エアチェックというのが通りがよいか)曲を聴くことに主に使われた。小さいにもかかわらず、明瞭でかつ低音に迫力があり、その音質の良さに驚かされたが、黒色総金属の作りも高級感に溢れ、所有欲を満足させるものだった。
 今、店舗に行ってカセットのウォークマンを見ると、総プラスチック作りで箱にすら入っておらず、ビニールの袋につり下げされて売られている。値段が四千円から八千円ほどと安いのは有難いのだが、もうあの高級感のあるカセット用ウォークマンの新品は売られていないのかと思うと淋しくなった。
 考えてみれば、現在、録音はICレコーダーを使っている。それでなくても録音媒体としてはMDが次の選択に来るだろう。カセットは最後の最後である。レコード再生機が手に入りにくいように、カセット再生機が電気屋から姿を消しても当然の趨勢としか言いようがないのかもしれない。
 私の持っていたウォークマンは、大学二年生のころ壊れて使えなくなってしまった。実家には、高校時代何日もかけてラジオ放送から録音したバイロイト音楽祭のワーグナーのテープが大量にあるはずだが、どこに保管してあるのだろうか。つぎに実家へ戻ったときに探して聴いてみることにしたい。

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