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2005年5月30日 (月)

スマート

 自分の文章を見返すとカタカナ語が少なからずあるので、偉そうなことは言えないのだが、極力カタカナ語を使わないようにしようと思っている。生徒にも、カタカナ語は、コンクリートなど言い換えようがないもの、あるいはライオン・チューリップなど学術的に動植物を扱う場合を除いては使わないように指導してきた。
 理由としては、カタカナ語は外国語を由来とするだけに、われわれが理解しているのと違う意味合いで使われている場合が多いからである。
 かつて高校時代に米国留学の経験がある女性から聞いた話だが、大学に入って再度滞在受け入れ先を訪問したところ、お世話になったおじさんが入院していた。そこでお見舞いに行くとおじさんはすっかりやせこけてしまっていた。

そこで
”You become smart.”
と言ったところ(私の記憶が間違っているのかもしれませんが、とにかくスマートになったねと言ったと思ってください)、

「ああ、昔は馬鹿だったよ」(”Yes,I used to be foolish.”とでも言われたのでしょうか)
との返事をもらったそうである。

英国英語では、smartは痩せているという意味が主で、日本でもこの意味で理解されているのに対し、米国英語では賢いという意味が普通のようである。英語をよく理解している人ならともかく、なんとなくでカタカナ語を使うのは危険だと思っている。

とはいえ、育児の際にカタカナ語を使ってしまい、子どもがそれを覚えてしまっているのを見ると、今の子どもにとって、カタカナ語は外国語だからと言われてもキョトンとしてしまうのもわからないでもない。

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